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ポケモンジャパンチャンピオンシップス2024予選 第3回まとめ

2024年3月29~31日開催のポケモンジャパンチャンピオンシップス(以下PJCS)予選第3回が開催された。本大会で使用した構築をまとめた。

個体解説

コータス

  • 特性:ひでり
  • 持ち物:あついいわ
  • 性格:なまいき
  • 実数値(努力値):H177(252)/B161(4)/D134(252)
  • テラス:ほのお

交代で技を受けても倒されない高い耐久を持つ晴れ要員として採用。元々はキュウコンを使用していたが、耐久には基礎ポイントをほぼ振っていないために一撃で倒されることが多かったため、コータスに変更。ねっぷうで最低限の攻撃が出来るだけでなく、あくびやてだすけによるサポートも行える。

ウーラオス

  • 特性:ふかしのこぶし
  • 持ち物:こだわりスカーフ
  • 性格:おくびょう
  • 実数値(努力値):A182(252)/B121(4)/S163(252)
  • テラス:どく

チーム唯一の物理型で、こだわりスカーフを持たせた最速個体。序盤は先発で繰り出して上から圧力をかけるか、とんぼがえりで控えのポケモンと交代するかのいずれかで有利な盤面作りに貢献してくれる。終盤もまもるを貫通する攻撃で相手を1体ずつ倒してくれた。ウーラオスの強さは天候に左右されないため、使いやすく強かった。

ウネルミナモ

  • 特性:こだいかっせい
  • 持ち物:しんぴのしずく
  • 性格:おくびょう
  • 実数値(努力値):H207(6)/C177(252)/S177(252)
  • テラス:はがね

晴れはもちろん雨でもある程度戦える天候エース。晴れでも雨でも強化されるハイドロスチームと1発目に限って高威力なりゅうせいぐんで負荷をかける。テラスタイプはハバタクカミや直近で流行した雪パに備えたはがねにしており、フェアリー技やフリーズドライを半減にしてテラバーストで返り討ちにする等、上手く刺さる対戦も多かった。

ハバタクカミ

  • 特性:こだいかっせい
  • 持ち物:ゴツゴツメット
  • 性格:ずぶとい
  • 実数値(努力値):H162(252)/B117(252)/C156(6)
  • テラス:フェアリー

極端な種族値になっているため、短所を補う形で基礎ポイントを割り振った。特攻には、こだいかっせい発動分の最低限しか振っていないがリザードンの特攻に近い数値になっており、速さと固さをある程度両立している。ゴーストとフェアリーの通りが良いので雑に攻撃するだけでも強い。また、連撃ウーラオスのすいりゅうれんだや、みずテラスイダイトウの雨下アクアジェットを耐えられるため、結果的に行動回数を稼いで相手にかける負荷が大きかった。

キチキギス

  • 特性:どくのくさり
  • 持ち物:たべのこし
  • 性格:ずぶとい
  • 実数値(努力値):H195(252)/B147(252)/D146(6)
  • テラス:あく

ここまでの4体で、すばやさ操作を行えるポケモンがいなかったため、白羽の矢が立ったポケモン。最初はエルフーンが入っていたが、対戦の序盤でサポート出来ずに倒される、逆に最後まで残って出来る事が少ない事態が発生したため、耐久があるおいかぜ使いとして採用。おいかぜが使えない場合でもすばやさ操作の役割を果たすためのこごえるかぜ、トリックルームを撃たせないためのちょうはつ、特防を下げられるアシッドボムを採用しており、最後まで残ってもアシッドボムで抵抗出来る。テラスタイプはエスパー技といたずらごごろによる変化技を無効に出来るあく。集中砲火に合わない限りは長く盤面に残ってサポート出来る縁の下の力持ち。ただし特攻が低く、ランドロスにこごえるかぜを撃ってもダブルダメージで半分削れないので、火力には期待しないこと。

リザードン

  • 特性:サンパワー
  • 持ち物:おんみつマント
  • 性格:おくびょう
  • 実数値(努力値):B997(6)/C161(252)/S167(252)
  • テラス:じめん

2月に使用した個体から技や持ち物を変更した晴れエース。テラスタイプはでんき技を無効に出来るじめん。技をオーバーヒートからウェザーボールに変更した事で特攻が下がること無く連続して撃てると期待した。実際はウェザーボールを連続で使う場面はなかったが、命中率が安定したので技を外す場面は少なくなった。

結果

最終順位は6000位台となった。

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ポケモンジャパンチャンピオンシップス2024予選 第2回まとめ

2024年3月1~4日開催のポケモンジャパンチャンピオンシップス(以下PJCS)予選第2回が開催された。本大会で使用した構築をまとめた。

個体解説

ニョロトノ

  • 特性:あめふらし
  • 持ち物:こだわりスカーフ
  • 性格:おくびょう
  • 実数値(努力値):H166(6)/C142(252)/S134(252)
  • テラス:じめん

あめふらしによる天候始動要員だが、こだわりスカーフを持たせたアタッカー。初手から投げて雨を降らせ、だくりゅう、なみのりといった範囲技で相手に負荷をかけることが主な仕事。後述のハバタクカミ、化身ランドロスも範囲技を備えており、初手から圧力をかけられる。テラスタイプはタケルライコのでんき技を意識したじめんを採用したが、弱点となるくさとでんきを半減出来るドラゴンが欲しい場面もあった。ただ、すばやさ種族値70とそこまで速いポケモンではないので、相手のこだわりスカーフ持ちに抜かれることが珍しくなかった。また、範囲攻撃技はダブルダメージで計算されるため、相手にあまり負荷をかけられない場面も少なくなかった。

ブリジュラス

  • 特性:すじがねいり
  • 持ち物:パワフルハーブ
  • 性格:ひかえめ
  • 実数値(努力値): B151(6)/C194(252)/D117(252)
  • テラス:みず

ニョロトノで降らせた雨を利用してエレクトロビームで特攻を上げていく。このゆびとまれの対策として、特性はすじがねいりを採用。また、メテオビームとパワフルハーブを採用することでガオガエンやエンテイ、ウガツホムラに対して、H振りであれば一撃で倒せる火力を出せる点も良い。ただ特防が高くないため、ハバタクカミのテラスムーンフォースを始めとしたタイプ一致特殊技で倒されることが多く、場持ちは良くなかった印象。

ハバタクカミ

  • 特性:こだいかっせい
  • 持ち物:きあいのタスキ
  • 性格:おくびょう
  • 実数値(努力値):H131(6)/C187(252)/S205(252)
  • テラス:フェアリー

前回と同じ個体をそのまま流用。使いやすく強いのはもちろん、天候を雨から晴れに変えられた場合は、こだいかっせいが発動するのでどんな状況でも活躍する機会が多かった。

化身ランドロス

  • 特性:ちからずく
  • 持ち物:いのちのたま
  • 性格:おくびょう
  • 実数値(努力値): C167(252)/D101(6)/S168(252)
  • テラス:みず

じめんとどくタイプの打点として採用。タケルライコ等のでんきタイプに対して打点があることと、雨天候時にねっさのあらしが必中になるので圧力をかけられる点が長所。また、特性ちからずくで追加効果のある技はいのちのたまの反動を受けずに威力が上がる仕様があるので、こちらも合わせて採用している。テラスタイプをみずにすることで弱点を半減で受けられるようにしている。

水オーガポン

  • 特性:ちょすい
  • 持ち物:いどのめん
  • 性格:わんぱく
  • 実数値(努力値):H187(252)/A141(4)/B149(252)
  • テラス:みず

前回と同じ個体をそのまま流用。今回はニョロトノで雨を降らせているので、ツタこんぼうの火力を上昇出来るメリットがある。また、ニョロトノのなみのりに巻き込んでも特性のちょすいで回復も出来る。その際はテラスタルを使ってしまうと特性が変わり、なみのりで巻き込まれてしまうためテラスタルを切る機会があまりなかった。

リザードン

  • 特性:もうか
  • 持ち物: おんみつマント
  • 性格:おくびょう
  • 実数値(努力値):B99(4)/C161(252)/S167(252)
  • テラス:くさ

雨下での必中ぼうふうや天候を活かしたウェザーボールを搭載した天候エースのはずだった。蓋を開ければ6体の中で最も選出率が低く選出した対戦も天候ギミックが必須のため、ニョロトノとセットでしか選出しなかった。選出した対戦でもゴリランダーやウーラオス等ぼうふうで弱点をつける相手には強かったが、火力アップアイテムを持っていないため等倍相手だと耐えられることが多かったため、雨パでの活躍は難しかった。

改善点

すばやさ操作技、先制技がない

このパーティにはおいかぜやトリックルーム、先制技のほか、エレキネット、こごえるかぜ等といった自分が相手より先に動く手段が少なかったため、相手に先に攻撃されて倒されることが多かった。

雨パのリザードンが活躍しなかった

雨天候時はぼうふう、晴れ天候時はウェザーボールと使い分け出来れば強そうと考えたが、火力アップアイテムを持たせてなく、サンパワーも発動しないため、リザードンの火力が足りなかった。雨パでのリザードンの枠は、あめふらしを持つぺリッパーやリザードンより特攻種族値が高いファイヤーの方が活躍の機会が見込める。

結果

最終順位は4000位台と勝ち越しはしたが、個々の対戦は勝ったり負けたりを繰り返しており、安定はしなかった。

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ポケモンジャパンチャンピオンシップス2024 予選 第1回まとめ

2024年2月2~5日開催のポケモンジャパンチャンピオンシップス(以下PJCS)予選第1回が開催された。本大会にリザードンを手持ちに入れて参加した。

本大会ではパオジアン、カイリュー、エンテイ、化身ランドロス、タケルライコが猛威を振るうと予想される。この辺りの対策が今大会で重要と判断した。

個体解説

テツノカイナ

  • 特性:クォークチャージ
  • 持ち物:おんみつマント
  • 性格:いじっぱり
  • 実数値(努力値):H232(20)/A192(252)/B144(20)/D101(100)/S85(116)
  • テラス:はがね

上記のパオジアン、カイリュー、エンテイ、化身ランドロスの対策を詰め込んだポケモン。このテツノカイナの特徴は素早さ実数値が85になっている点。これは味方のおいかぜでサポートすると素早さ種族値102のポケモンが最速の場合でも先に動ける値となっている。これにより化身ランドロスやカイリューの上かられいとうパンチを撃てたり、エンテイやイーユイの上からドレインパンチやいわなだれを撃てたり出来る。

ハバタクカミ

  • 特性:こだいかっせい
  • 持ち物:きあいのタスキ
  • 性格:おくびょう
  • 実数値(努力値):H131(4)/C187(252)/S205(252)
  • テラス:フェアリー

おくびょうCS振りの最速個体。初手から投げて攻撃することが多かった。種族値の偏りが極端なポケモンなので、きあいのタスキを持たせて耐久を確保している。また、高い特攻と素早さで相手を倒したり、負荷をかけることが仕事。安定して強い。

トルネロス

  • 特性:いたずらごころ
  • 持ち物:メンタルハーブ
  • 性格:ずぶとい
  • 実数値(努力値):H186(252)/B132(236)/D103(20)
  • テラス:ひこう

この枠は元々エルフーンが入っていたが、特攻無振りなのでダメージは期待出来ない、しんそくを含めた先制技持ちが多い、きあいのタスキを渡しているため攻撃を耐えることが出来ず満足なサポートが出来ないといった問題があった。エルフーンに期待していたおいかぜとにほんばれをいたずらごごろで先制して使えて、ある程度火力を出せるポケモンとして採用した。きあいのタスキを使えない、素早さを伸ばしていないので他のいたずらごころ持ちにちょうはつを撃たれることからメンタルハーブを持たせている。トルネロスの専用技であるこがらしあらしはにほんばれと相性が悪く、晴れを活かせる技としてねっぷうを採用した。

リキキリン

  • 特性:テイルアーマー
  • 持ち物:オボンのみ
  • 性格:ひかえめ
  • 実数値(努力値):H204(68)/B101(84)/C178(252)/D100(76)/S84(28)
  • テラス:フェアリー

しんそくやグラススライダー、いたずらごごろの変化技といった先制技が強力なのでそもそも撃たせないために採用した。またここまででトリックルームの対策が無かったので、トリックルームも合わせて採用した。リキキリンはあくタイプの攻撃を受ける機会が多いため、フェアリーテラスタルとマジカルシャインも採用したがあまり火力が出ず、逆に返り討ちに遭う場面もあった。今回は場持ちを良くするためにオボンのみを採用したが、のどスプレーで特攻を上げて圧力を高める選択肢もあったため、最適化に工夫がいるポケモンだと感じた。

水オーガポン

  • 特性:ちょすい
  • 持ち物:いどのめん
  • 性格:ずぶとい
  • 実数値(努力値):H187(252)/A141(4)/B149(252)
  • テラス:みず

HPと防御に特化して耐久を高めた型。特防とツタこんぼうの火力はテラスタルで補うことで、攻撃と防御のバランスが良くなっている。テラスタルしない場合でもこのゆびとまれで味方に飛んでくる技を受け止める動きが出来るだけでなく、みずタイプが飛んでくる場合は特性ちょすいでHPを回復出来る。短所はウッドホーンの火力がないこと。試運転ではやどりぎのタネを使っていたが、くさタイプの攻撃技が欲しい場面も多く、ウッドホーンを採用した。ただ、ウッドホーンが欲しい場面とやどりぎのタネが欲しい場面の両方があり、採用する技が難しいポケモンだった。

リザードン

  • 特性:サンパワー
  • 持ち物:こうかくレンズ
  • 性格:おくびょう
  • 実数値(努力値):B99(4)/C161(252)/S167(252)
  • テラス:じめん

いつもの。サンパワー発動時のねっぷうで多少削れた相手を2体まとめて倒せる火力が魅力的なポケモン。だが、カイリュー、水ウーラオス、タケルライコ、エンテイ等ほのおタイプを半減にするポケモンが環境に多くおり、思っていた以上に活躍が難しかった。最初はエアスラッシュを採用していたが、技威力が低く相手に負荷をかけられない場面が多く使う機会が少なかった。また、トルネロスを採用したのでひこう技をリザードンで撃つ必要性が少なくなり、オーバーヒートに変更した。じめんテラスタルはねっさのだいちをタイプ一致で撃てるだけでなく、でんき技を無効、4倍弱点のいわ技を半減に抑えられる。

改善点

ワイドフォース使いが多かった

イエッサンでサイコフィールドを張り、テツノカシラやグレンアルマで全体攻撃となったワイドフォースで攻撃する戦法が想定以上に多かった。今回のパーティではエスパー技を半減に出来るポケモンはリキキリンの1体しかおらず、ワイドフォースを連打されるだけで大きな負荷がかかった。今後も一定数対戦することを考えると、あく、はがねタイプのポケモンを入れる必要があると感じている。

リザードンのテラスタイプ

今回使っているリザードンのテラスタイプはじめんを採用した。前述の通り、ねっさのだいちをタイプ一致で撃てたり、でんき、いわタイプの技を半減以下に抑えるためのじめんテラスタルを採用した。しかし、テラスタルの前後でみずタイプ弱点が共通しており、そのみずタイプも、水ウーラオス、水オーガポン、ウネルミナモ等強力で採用数上位のポケモンが多かった。みずタイプが多い環境でリザードンを使っていくなら、みずタイプを半減にするタイプへテラスタルすることで生存率の上昇が見込める。

結果

最終順位は8000位台と振るわなかったが、一時は3桁前半に到達しており予選を突破するポテンシャルは感じた。

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サンパワーキョダイリザードン入りダブル構築2[ポケモン剣盾]

サンパワーリザードンを使ったダブルバトル用の構築を紹介する。今回はこの構築でポケモン日本一決定戦2020に参加した。

構築について

前回同様、序盤からキョダイゴクエンを打っていき、後発のポケモンで詰めていくスタイルで戦う。そのため、
・リザードン
・ローブシン
を流用。

リザードンのサポートに前回同様エルフーンを考えたが、相手のねこだましを受けて何もできずにだっしゅつボタンで戻っていく反省から
・ねこだましが効かないゴーストタイプ
・にほんばれ等でサポート可能
以上2点を満たす
・ヤミラミ
を使用。

リザードンをサンパワーのみで強化しようとすると、天候を奪われた時に火力不足になってしまう。そこで、セキタンザン+ドラパルトのコンボを参考にした。セキタンザン+ドラパルトは、味方のドラパルトのなみのりをセキタンザンに当てることで特性のじょうききかんで素早さを、持ち物のじゃくてんほけんで攻撃と特攻を上げるコンボで、じゃくてんほけんの起動役に
・ドラパルト
を使用。

残りのポケモンはトリル対策、なみのりコンボ、相性補完を考慮し、
・サマヨール
・トリトドン
を使用した。

個体解説

トリトドン

特性:よびみず
持ち物:リンドのみ
性格:れいせい
努力値:H164/C252/D92

選出時は先発では出さず、試合中盤~終盤に登場して残りHPの少ない相手を倒したり、交代で登場してよびみずを発動させる戦い方をした。当初考えていたドラパルトを横に置いてなみのりで強化してもらう並びは実現することがなかった。みず、でんきタイプが無効なので水ロトムに滅法強く、トリトドンだから勝てた試合も少なくない。弱点がくさタイプだけなのか、持ち物のリンドのみが発動する機会は多かったが、4倍弱点のため、まもるを使わないと倒れる事が多かった。

ヤミラミ

特性:いたずらごころ
持ち物:だっしゅつボタン
性格:わんぱく
努力値:H252/B116/D140

前回のエルフーン同様のフルサポート型。相手のサポートを妨害できるちょうはつ、相手の素早さに関係なく行動順を最後にするさきおくり、相手に有利な天候を奪うにほんばれ、だっしゅつボタンを押し付けるトリックを採用した。特にさきおくりは、相手のエースバーン等のエースの行動順を最後にし、その隙に横のポケモンで倒す動きが出来た。トリックは相手のダイマックス(するであろう)ポケモンにだっしゅつボタンを押し付け、ドラパルトの攻撃でダイマックスを終了させる動きも出来た。ほかにも、ねこだまし、サイドチェンジ、おにび、バークアウト、(雨パなら)あまごい等、補助技に限らずサポートの手段が豊富にある。ただしトリックしてとつげきチョッキを貰うとわるあがきマシーンと化すので万能とは言い難かった。

ローブシン

特性:てつのこぶし
持ち物:いのちのたま
性格:いじっぱり
努力値:H148/A156/D204

前回でも使用した同一個体。終盤に登場して残った相手を倒す役割は変わっていないが、新たにワイドフォースを覚えたイエッサンの数が増えたのか、マッハパンチが決まりづらくなった。それでもこちらにリザードンとドラパルトがいるせいか、相手にバンギラスがいる時の選出率が高く、ローブシンの仕事が減った感じは無かった。

リザードン

特性:サンパワー
持ち物:じゃくてんほけん
性格:おくびょう
努力値:B4/C252/S252

この構築の中心。前回と技構成は同じだが、持ち物と努力値が微妙に違う。全試合選出、全試合キョダイマックスした。リザードンより素早いドラパルトでなみのりを打ち、上がった火力で試合を制圧する。相手を倒しきれなくても、キョダイゴクエンのスリップダメージで削り、そこでダメでも次ターンにドラパルトのドラゴンアローで仕留めたりと、有利に進められた。ドラパルトのなみのりによるリザードンへのダメージは乱数6発で、相手の攻撃も1撃は耐える印象だった。選出によってはヤミラミのにほんばれによるサポートも行い、2種類ある強化から状況に合わせたサポートを器用に受けて試合を進めた。

サマヨール

特性:おみとおし
持ち物:しんかのきせき
性格:のんき
努力値:H252/B164/D92

今回のトリル対策に採用した(つもり)。トリルを貼られたらトリル返し、サイドチェンジで味方を守り、相手のHPが少ないならナイトヘッドで倒しきる動きを想定していた。しかし実際は、ヤミラミのちょうはつでトリルの発動そのものを防いだり、リザードンの超火力でトリル発動前に倒したりと別のポケモンで対策が出来ていたため、ほとんど選出していなかった。

ドラパルト

特性:クリアボディ
持ち物:だっしゅつパック
性格:ようき
努力値:A252/S252

努力値の余りの4を振り忘れた、圧倒的な素早さを持つ影の仕事人。なみのりでリザードンのじゃくてんほけんを発動させ、相手の少ないHPをドラゴンアローで削り切り、ゴーストダイブでキョダイゴクエンのスリップダメージのターンを稼ぎ、いざという時にサイドチェンジで隣を守る、アタッカーというよりはサポーターとして活躍してくれた。

ちなみにドラゴンアローはダブルバトルでは相手2体に1回ずつ攻撃する技だが、片方がフェアリータイプだと、攻撃が当たるもう一方に2回当たる仕様になっている。前回のてっていこうせんの時もそうだが、バトルで実際に使って初めて仕様が分かるのも、ポケモンバトルの面白さである。

改善点

サマヨールがほぼ置物になっていた

前述のとおり、サマヨールの選出率がダントツに低く、その分を他のポケモンで補う形で運用した。この構築では、ひこう、こおりタイプの一貫性が非常に高く、相手のラプラスに弱点を突かれて敗北する試合もあった。そのため、両タイプに耐性があるはがねタイプのポケモンを代わりに入れることでバランスが良くなる可能性がある。

ヤミラミに攻撃技が無い

前回のエルフーンでも同じことを感じていたが、攻撃技が無いので最後の1体になると何も出来ない。ヤミラミは補助技をとても豊富にを覚えるため、攻撃技を入れるスペースを見つける事が難しい。何かしら攻撃技を入れるのか、補助特化にするのか、ヤミラミで戦っていく上で大きなテーマだと感じた。

まとめ

28戦15勝13敗の約3500位。精進あるのみ。

また、DLC「鎧の孤島」の追加要素が新しく使用可能になった。特にまもるを無視して攻撃出来るウーラオスや、グラススライダーを先制で打てるゴリランダー等、構築に組み込みたいポケモンもいる。まずは、バランスの良い構築を組む事を目標にしたい。

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サンパワーリザードン入りダブル構築[ポケモン剣盾]

リザードンを使った構築で、インターネット大会に参加した。参加した大会は5/22(金)9:00~5/25(月)8:59に行われたポケモンバトルのインターネット大会、2020 International Challenge Mayである。今回はインターネット大会に参加した結果やポケモンの使用感、反省点や改善点をまとめる。

構築について

今回のリザードンはダイバーンで晴らすより、キョダイゴクエンのスリップダメージで戦っていく。天気を晴れにするだけで火力が出るサンパワーを使用。キョダイマックスにすると自力で晴れに出来ないので、晴れサポートにエルフーンを使用。スリップダメージで残り少なくなった体力を先制技で倒したいので、先制技のマッハパンチを使えるローブシンを使用。残り3体は相性補完で決めた。その中でも、特にラプラスはペリッパーやルンパッパ、ガマゲロゲを中心とした雨パ対策、ジュラルドンは特性すじがねいりを利用したトリル対策、ドリュウズは全体攻撃と追加効果のひるみを期待して使用した。

今大会での使用ポケモン

個体解説

ラプラス

特性:シェルアーマー
持ち物:じゃくてんほけん
性格:ひかえめ
努力値:H252/C252/S4
技:フリーズドライ/しおみず/10まんボルト/ふぶき

キョダイセンリツによってオーロラベールを貼れるため、キョダイマックス個体を使用。ダイマックス+オーロラベールで弱点の攻撃を受けてじゃくてんほけんで火力を上げるコンボを想定していたが、逆にじゃくてんほけんが発動しなかった時の火力不足が気になった。キョダイラプラス同士の同側対決に備えてSにも努力値を振ったが、役立つ場面が無かった。前述の通り雨パ対策に連れて来たが、45戦して1回も雨パと戦わなかった。試合に選出してもリザードンと同時選出する時はダイマックスしなかったが、みずタイプにも抜群にできるフリーズドライやHPの少ない相手に大ダメージを与えるしおみずで、ある程度活躍してくれた。ふぶきは当たらなかった。

エルフーン

特性:いたずらごころ
持ち物:だっしゅつボタン
性格:おくびょう
努力値:H252/S252
技:にほんばれ/てだすけ/おいかぜ/うそなき

選出率100%のサポーター。努力値の余りを振っていないのは振り忘れ。攻撃技を1つも持たないフルサポートだが、どの技も勝敗に直結する場面があった。だっしゅつボタンを持っているのは相手のダイマックスポケモンにすりかえをしたかった名残だが、おいかぜやにほんばれで場を作った後に攻撃を受けて交代し、攻撃役を2体並べて攻撃する。味方が倒されたら再び場に出る動きが出来たので結果的にサポート能力が高くなった。ただし、ねこだましにはほぼ無力なので注意が必要。

ドリュウズ

特性:かたやぶり
持ち物:きあいのタスキ
性格:ようき
努力値:H4/A252/S252
技:じしん/アイアンヘッド/いわなだれ/まもる

試合の中盤~終盤に登場し、広い技範囲で相手を倒すのが仕事。きあいのタスキで1回は攻撃を耐えるので確実に仕事をこなしてくれる。しかし選出率は6体で1番低かった。地面技は相手全体を攻撃できるじしんを採用したが、横にローブシンとリザードン以外がいる時は打ちづらかった事が選出率を下げた一因と考えられる。

ジュラルドン

特性:すじがねいり
持ち物:ぼうじんゴーグル
性格:ひかえめ
努力値:H236/C252/D20
技:りゅうせいぐん/てっていこうせん/ワイドブレイカー/ドラゴンテール

特性すじがねいりの効果でこのゆびとまれの効果を無視して攻撃が出来るため、相手のトリックルームを止めるために使用した。トリルを止める技に以下2つを使用した。

・ドラゴンテール:相手のトリル始動役に攻撃する。トリックルームは優先度-7に対してドラゴンテールは優先度-6で先に攻撃出来てトリルを発動させない技。

・てっていこうせん:ブリムオン等のドラゴンテールが効かないトリル始動役に攻撃する。H特化リリバ持ちブリムオンでも、てだすけのサポートで確1に出来る。ただし、この技の反動は端数繰り上げのため2回しか打てない。更にラス1同士の状況でこの技を使って互いのHPが0になると、攻撃した自分が負ける仕様なっている。使う際は注意が必要。

持ち物のぼうじんゴーグルはねむりごな対策に採用したが、ジュラルドンにねむりごなを打たれなかった事と、ドラゴンテールとてっていこうせんの技外しが気になったので、持ち物をこうかくレンズに変えても良し。

ローブシン

特性:てつのこぶし
持ち物:いのちのたま
性格:いじっぱり
努力値:H148/A156/D204
技:ドレインパンチ/かみなりパンチ/マッハパンチ/まもる

・H:実数値199になり、いのちのたまの定数ダメージの効率が良い数値。

ドリュウズと同じく試合の中盤~終盤に登場し、相手を詰めていくお仕事。特にリザードンの天敵であるバンギラスに強い。努力値をAに156振ることで実数値198となり、H特化バンギラスをいのちのたま込みで、マッハパンチで確1、バンギラスがダイマックスしてもドレインパンチで乱1で倒せる。相手にバンギラスがいたらほぼ確実に選出されるため、選出の機会は非常に多かった。

リザードン

特性:サンパワー
持ち物:ヨロギのみ
性格:おくびょう
努力値:H4/C252/S252
技:ブラストバーン/ぼうふう/ソーラービーム/まもる

・ブラストバーン:晴れ時サンパワー発動で、H特化トゲキッスを確1に出来る。キョダイゴクエンの威力を少しでも上げたいのでブラストバーンを使用。

・ぼうふう:ダイジェットの威力を上げるために使用。サンパワー発動時、H特化ウインディを8割以上で一撃で倒せる。また、天候を雨にされた時、必中のぼうふうが可能。

過去に投稿したサンパワーリザードンをダブルバトル用に技や持ち物を変更した。基本的にはエルフーンと合わせて先発で登場し、初手ダイマックス+キョダイゴクエンで圧力をかけていく。持ち物にヨロギのみを使っているのは、ダイマックスしていてもバンギラスのいわなだれで確1になってしまうので、延命のために使用した。

改善点

今回のバトルを通じて足りなかった部分や欲しいと思った技をまとめる。

先制攻撃技を増やす

キョダイゴクエンのスリップダメージで追い込んだ相手をローブシンで先に倒したかったが、肝心な時にローブシンが場に出ておらず要らぬ攻撃を受ける場面もあった。先制技でなくともSの高いポケモンで先に攻撃する選択肢が欲しかった。

晴れをもう少し利用する

天気を晴れにする理由はリザードンのサンパワーを発動させるためだけだった。相手のすなかきを無効にしたり、みず技の威力を下げる使い方もしたが、特性ようりょくそのポケモンを使う等、晴れを使ったギミックがもう少し欲しかった。

このゆびとまれやサイドチェンジを使う

上記に「リザードンに延命のためにヨロギのみを持たせた」と説明したが、持ち物による延命だけでは不十分で3ターン過ぎる事無くリザードンが倒される事もあった。強力なダイマックス技を存分に使うためのサポートも必要に感じた。

まとめ

キョダイゴクエンのスリップダメージで相手の体力がゴリゴリ削れていく様は見ていて楽しく、スリップダメージが試合を左右した場面は多かった。

また、これだけの反省点がありながらも、最終順位は2000位台であった。キョダイリザードンを使ってダブルで戦う際は、本記事を参考にでも反面教師にでも利用して欲しい。

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ポケモン

サンパワーリザードン育成論[ポケモン剣盾]

はじめに

このページでは天気が晴れの時にとくこうが上がるサンパワーのリザードンを紹介する。

注意

非公式の用語を使用する場合あり。

特徴

サンパワーリザードンの魅力もはらだいこリザードンと同様に火力にある。また、はらだいこ型と違って積み技を使う必要が無いので隙が生まれにくい。ポケモン剣盾ではダイマックスによってほのおタイプの技がダイバーンになるので自力で晴れに出来る事も、サンパワーリザードンで戦ううえで追い風となった。

しかし、強力な攻撃が出来るの代わりに場にいるだけで毎ターン終了時に最大HPの1/8のダメージを受ける。そのため、リザードンの攻撃で相手を倒しきれないと、相手から反撃を受けるだけでなく、サンパワーのデメリットである定数ダメージを負うことになり、とにかく短命である。

構成

サンパワーリザードンについて。  

特性

サンパワー…今回のメインテーマ。リザードンのとくこうを上げられる。

性格

おくびょう…最速にすることで抜ける相手が増える。

努力値

HP:4/特攻:252/素早さ:252…最速最大火力のためにCSに252ずつ。余りはHに振る。

オーバーヒート…主力技。ダイバーンによって自力で晴れに出来る。

ぼうふう…主力技。ダイジェットにより素早さを上げられる。天候を雨に変えられても、必中ぼうふうで応戦できる。

ソーラービーム…主にみずタイプやいわタイプに攻撃する。晴れとの相性も良い。

りゅうのはどう…主にドラパルトやサザンドラに攻撃する。

持ち物

いのちのたま…どんな時もわざの威力を1.3倍に上げられる。サンパワーで短命なリザードンの寿命をさらに縮める。

カテゴリー
ポケモン

はらだいこリザードン[ポケモン剣盾]

はじめに

このページではリザードン、その中でもはらだいこを使った型のリザードンを紹介する。

注意

非公式な用語、略称を使用する場合あり。

特徴

はらだいこリザードンの最大の魅力は火力にある。うまくはらだいこを積むことが出来ればほとんどの相手は一撃で倒せる。ほのおタイプなのでやけどにならず、積める相手が多く、止められる相手が少ない事も大きな長所である。

しかし、はらだいこは強力な積み技であるかわりに最大HPの2分の1を失う。リザードンは耐久やすばやさが特別高いポケモンではないため、素の耐久ではらだいこを積んでも倒されてしまう場合が多い。

そのため、 あらかじめ壁張りやおきみやげ等のサポートをして、リザードンを倒されづらくする事が必須となる。

はらだいこリザードンの構成については下記。

構成

はらだいこリザードンの技や持ち物などについて。

特性

もうか…物理型なのでこれ一択。

性格

ようき…最速にすることで、先に動ける相手が増える。(例:準速リザードンの実数値は152に対して、最速ドリュウズの実数値は154となり、上から攻撃される。最速リザードンの実数値は167なので、上から攻撃できる。)

努力値

HP:4/攻撃:252/素早さ:252…最速最大火力にするためにASに252ずつ。HPに4振ることで理想個体の実数値が154になり、はらだいこを使ったときにオボンのみでHPを回復できる。

フレアドライブ…威力の高いほのおタイプの物理技。

そらをとぶ …威力の高いひこうタイプの物理技。ターン稼ぎにも使える。

じしん …ほのお、ひこうタイプを半減できるいわタイプ(バンギラス、セキタンザン等)へ打つ技。

はらだいこ …この構成のメイン技。

持ち物

オボンのみ…「はらだいこ」で減った体力を回復できる。

入手法

はらだいこを覚えたリザードンを入手するには、「はらだいこ」を覚えたヒトカゲを入手する必要がある。というのも、「はらだいこ」はタマゴ技のため、レベルアップでは覚えられない。
そこで、ヒトカゲ♀と「はらだいこ」を覚えたカビゴン♂を預かり屋に預け、そこで見つかるタマゴをかえすと、「はらだいこ」を覚えたヒトカゲを入手できる。

カビゴンは、マックスレイドバトルの期間限定イベント中に捕まえるか、「ワイルドエリア エンジンリバーサイド」で天気が霧以外の時に一日一回出現する固定シンボルを捕まえる事で入手できる。

エンジンリバーサイドで出現するカビゴン